Laughlin, Nevada
August 15, 2016
ラスベガスから国道93または95号線で南東へ。砂と土だらけの退屈なドライブの後、パームガーデンズのシェブロンを越えたら左へ。州道163を20分ほど走ると、開けた視界の向こうに見えるのがラフリンの街だ。
カジノドライブ(Casino Dr)を右へ。真っ直ぐ進んで橋を渡ってもいいが、そこはアリゾナだ。
カジノドライブに入ると、たくさんの巨大なホテルが出迎えてくれる。既に気分はカジノで一発当てた億万長者だ。
ラフリンは、ネバダではラスベガス、リノに続く第3の街で、9つのカジノ付きホテル、10,000以上の客室、14万平方メートルを超えるミーティングスペース、60以上のレストラン、美術館が2箇所、そしてブティックやスパ、各種サロンが揃っている。それらを機能させるために、毎日14,000人もの労働者が、コロラド川を渡ってやってくる。
豊富な水を供給し続けるコロラド川のおかげで、各種アクティビティが体験でき、家族連れにも人気がある。ベガスに比べるとだいぶ健全なのだろう。
ただ、そのせいか、いまひとつ垢抜けていない気がする。
街に垢抜けたも何もないのかもしれないが、日本でいうところの、温泉街のような、そんな安心感がある。
観光地としてのピークは過ぎたのだろう。だからもうそんなに競争も無いはずだ。
ベガスやリノの喧騒とはちょっと違う、落ち着いたムードが街に漂っている。トリップアドバイザーのレビューを読んでみると、案の定どのホテルも「外観は綺麗だけど部屋が古い」というコメントが目につく。
ただ、あと20年くらい頑張れば、部屋を改装する余裕もできて、「外観はちょっと古いけど部屋は綺麗」という評価に変わる気がする。
そうなれば、ノスタルジーが一回りして、他の街とはまた違った魅力が出てくるんじゃないかな、と、僕は今からとても楽しみにしている。